保護者失格、一線を越えた夜のストーリーあらすじ。
主人公のちづるが8歳のとき、両親が事故で他界する。
ちづるの叔父である幸久は恋人と別れて、ちづるを引き取り家族として育てる。
12年の月日が流れ、ちづるは20歳の大学生になっていた。
ちづるは自分を大切に育ててくれた叔父さんを、肉親に対する愛情ではなく、いつしか一人の男性として想うようになっていた。
ある日、お風呂ではち合わせしてしまって、叔父が風呂から出ようとしたときに、ちづるが後ろから抱きつきます。
「して…」
姪の細い喘ぎ声、大きな胸、敏感すぎる下半身。
いつの間にか大人のカラダになっていたちづると幸久の関係がだんだんと崩れていく。
最初は、ちづるの想いを持て余していた幸久だったが、
「家族愛なのか違う感情なのかわからなくなっている」という幸久に対して
「それでも叔父さんが好き、好きになってとは言わないから、なかったことにはしないで」と一途な思いをまっすぐに幸久にぶつける。
「今日一緒に寝てもいい?何もしないので!」と可愛くおねだりするちづるに
「そういうのは男のセリフだよ」と幸久は答えて2人は一緒のベッドで寝ることに…。
ちづるが小さい頃は一緒に寝ていたのだけれど、今は別々に寝ているので(当然ですが)昔を懐かしみながら話します。
このまま何ごともなく終わるのでしょうか?…そんなわけありませんよね。
保護者失格、一線を越えた夜を読んだ感想
保護者失格、一線を越えた夜はつきのおまめさんのデビュー作です。
王道のTLで現在も続々と最新話が公開され、不動の大人気作品となっています。
叔父と姪のイケナイ関係のお話なのですが、ドロドロしたところを感じさせません。
画がとてもキレイなのもありますが、何といっても主人公のちづるが魅力的なんです。
大きな瞳で、叔父さんが仕事から帰ってくるとバタバタと玄関までお迎えに行ったり、叔父さんが仕事で家に帰れない日に、叔父さんのベッドでパジャマについている叔父さんの匂いで一人エッチしちゃったり、犬みたいに可愛いんです。
そのくせ家に訪ねてきた同僚に叔父さんと本当の家族のようだと言われて(叔父さんのことが男性として好きだから家族と言われてショックだった)飲めないビールを一気飲みしたり、お風呂で裸で叔父さんに抱きついてせまったり、一途で危なっかしい。
でも、とっても恥しがりやで、叔父さんと望みがかなって結ばれてから、叔父さんはちょっとSっぽさが出てくるのだけど、ちづるは戸惑いながらも一生懸命応えるところが、たまらなく可愛い。
女性から見ても好感度高いと思います。
ちづるの大好きな叔父さん幸久は、最初はちづるの想いを素直に受け止めることができなかったけど、葛藤の末ちづると結ばれます。
その時も、ちづるの両親のお墓に2人でお墓参りして報告をしてから…とかなり真面目なお方です。
でも、エッチの時は、超絶テクでちづるを何度もイカせたり、目の前でちづるに一人エッチをさせたりと、ちょっとSで、でもとっても優しい魅力的な男性です。
エッチなシーンはいっぱいあるのに、なかなか2人は結ばれないのでヤキモキしてしまいますが、そんなところがドロドロを感じさせないのかもしれません。
濃厚なエッチシーンも堪能できて、それでいてストーリーも楽しめる作品です。